農園の気候と栽培方法

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キシノウエンがある立科町 美上下は、蓼科山麓、標高1000メートルに位置します。


 ・ 蓼科山から湧き出る清らかな水

 ・ 澄みきった空気

 ・ 高原野菜に適した肥沃な土壌

 ・ 昼夜の寒暖の差

 ・ 全国でもトップクラスの日照量


野菜が美味しく育つ条件に恵まれたこの地で、農業を始められたことに、
誇りと、感謝の気持ちを持って、野菜作りに取り組んでいます。


また、真冬は-10℃以下が続く厳しい寒さで、病原菌は越冬しにくく、
真夏でも冷涼な気候は、虫害の心配が比較的少ないので、

農薬を使わない野菜作りに適した環境だと思っています。


 

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キシノウエンの野菜作り 


有機質肥料を使った土作り

病気や虫に負けない、元気な土作りをめざしています。


有機質をすきこみ、通気性や保水性に気を配り、

土の微生物を元気にしてはじめて、

農薬や化学肥料に頼らない栽培ができると考えています。


畑の土作りには、すべて天然由来の有機JAS対応肥料を使っています。


野菜の生育を見ながら、また、土壌分析の数値を参考にしながら、

有機質肥料や、その他のミネラル肥料を足していきます。


与えすぎず、不足分だけを補ってあげるような施肥設計を心がけています。



農薬はいっさい使わない
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病気や害虫駆除のための殺菌剤や殺虫剤などの農薬は、
いっさい使用しません。


生態系を豊かにして、虫の天敵が増えるような環境を作ったり、

たくさんの種類の野菜を少しずつ作って、順番に“輪作”したり、
コンパニオンプランツや緑肥作物を組み合わせるなど、
知恵と手間を駆使して、病害虫に対応しています。

 


土壌消毒剤、除草剤もいっさい使わない

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いい土には、ミミズや微生物がたくさんいます。

病原菌とともに、土の中の生き物たちも殺してしまう土壌消毒剤は、
いっさい使用しません。

草取りは、必要なときにはすべて手作業で行います。

 


着果促進ホルモン剤・生育促進剤なども使わない
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トマトやナス、豆類などの花の受粉は、
すべて自然に飛び交う蜂などに任せています。

また、キシノウエンのハウスは、すべて無加温の雨よけハウスです。

植物の持つ本来の力を信じ、
急ぐことなく、ゆっくりと生長を見守りたいと思います。






有機農産物表示について、キシノウエンの考え方

私たちの販売方法は、農家とお客様の特別な信頼関係に基づいて行われる、
「産消提携販売」というものです。

店頭に陳列して、他と競い合って売られる野菜ではないので、
自分たちの作る野菜に、冠のような称号はいらない と思っています。


また、有機JAS法に基づく認定を受けるためには、
膨大な手間と費用がかかり、
そのコストを野菜の値段に上乗せして販売することも、
自分たちの意図に反しています。

これらの理由から、今後もキシノウエンでは、
JAS法の下で、検査・認証を受ける予定はございません。
キシノウエンで生産した農産物に、「有機」と表示して販売することもございません。

ただし、インターネット等での説明文や、
チラシ、パンフレットなどは規制の対象とならないため、
当WEBサイト、ブログ、キシ通信では、
「有機栽培を行っている」旨の表記を行うこともございます。